多くの日本企業で当たり前のように行われている「週次定例会議」や「月例報告会」。ただ数字を読み上げるだけの時間や、一部の人の意見表明に終始する時間に、どれだけの「会社の利益」が燃え尽きているか計算したことはありますか?
今回は、テモトバコの「燃焼コストタイマー」を活用し、会議室という名の焼却炉で燃えている人件費を可視化し、組織の生産性を上げるためのステップを解説します。
シミュレーション:とある部門の「週次定例会議」
ある中堅企業の営業部門で行われている、毎週月曜の定例会議(1.5時間)をモデルに計算してみましょう。
- 参加人数:15名(部長1名、課長3名、一般社員11名)
- 推定平均時給:約4,000円(※社会保険料やオフィス賃料などの法定外福利厚生費・固定費を含む、会社が負担する実質の時間単価)
- 会議時間:1.5時間(90分)
燃焼コストの計算結果
この数字を掛け合わせると、驚くべき金額が算出されます。
1回の会議でほぼ10万円です。もしこの会議が毎週行われている場合、月に約40万円、年間で約480万円ものコストがかかっています。
この定例会議から、毎回10万円以上(年間480万円)の利益や新しい売上、革新的なアイデアが生み出されているでしょうか?もし答えが「No」であれば、この会議は完全に赤字プロジェクトです。
定例会議を「コスト削減の対象」にする3つのステップ
会議のコストを認識した上で、具体的にどのように改善していけばよいのか。以下の3つのステップを実行しましょう。
ステップ1:燃焼コストタイマーを画面に映す
最初のステップは「現実を直視させる」ことです。
会議の冒頭でプロジェクターやZoomの画面共有機能を使い、テモトバコの燃焼コストタイマーを起動します。
秒単位でチャリンチャリンと上がっていくコスト(数十円、数百円というリアルな数字)を見せながら会議を進行すると、参加者全員に「早く結論を出さなければ」という焦り(損失回避バイアス)が生まれ、無駄な脱線が激減します。
ステップ2:「共有」と「議論」を分離する
会議の目的を明確にします。ほとんどの無駄な会議は「情報の共有(報告)」に時間を使っています。
情報は事前にSlackやTeams、ドキュメントで共有しておき、集まった時間は「意思決定」や「アイデア出し(議論)」のみに限定します。
ステップ3:参加人数の絞り込み(ピザ2枚ルール)
「念のため」「情報共有のため」という理由で呼ばれている参加者を思い切って外します。
Amazonの創業者ジェフ・ベゾスが提唱した「2枚のピザルール(2枚のピザを分け合える人数=最大8名までしか会議に参加させない)」を導入するだけで、会議コストは劇的に下がります。
まとめ:時間は「無料の資源」ではない
交通費が数千円かかる出張には厳しいチェックが入るのに、10万円かかる社内会議は誰も承認なしで開催できてしまう。これが多くの組織の矛盾です。
会議は「投資」です。「この会議に5万円のコストをかける価値があるか?」を常に自問自答し、燃焼コストタイマーを活用して生産性の高いチームを作り上げましょう。
次回の定例会議で、こっそりタイマーを回してみてください。驚くほどのお金が燃えていることに気づくはずです。
無駄な会議の燃焼コストタイマーを使う